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院長コラム

2004-12-15

思春期を越えて(3)Ups and Downs 「苦あれば楽あり」

baseball3駒沢大苫小牧の夏の甲子園全国制覇、おめでとうございます。10月に丸井デパートでは真紅の優勝旗が展示された。ビデオと写真で高校生の輝いた表情が再現されていた。それを見ながら何かこみ上げてくるものがあった。思春期、青春のシンボルとしての高校野球は圧倒的感動を私達にもたらします。

これは人が生まれて自然に成長発達してゆく、躍動感と達成感をものの見事に見せてくれるからではなかろうか。思春期を超える模範としてあるために、国民的喝采を受けるのではないだろうか。

12月の新聞に神戸の[A少年]が市民生活での保護観察期間が終了して、国の保護を解除されると掲載された。孤立した孤独な思春期の子どもが起こした事件の原因は、養育者の過干渉と性的障害によると言われていた。それが克服されたという新聞の記事である。

思春期とは親や養育者の保護から、自分の考えや行動でひとり立ちする時期である。現在の高度化した複雑な社会とは、農業・工業・漁業・建設業のように汗を流して働くということがなくなっている社会であり、個人個人が営業と技術革新の部門で、ハイテクノロジーを駆使しながら創意と工夫をする社会でもある。

どうして親の保護のもとに居て良くないのか?兄弟は、姉妹はどうして仲良くしなければならないのか?どうして友達からいじめられるのを我慢しなければならないのか?どうして学校に行くのか?どうして働くのか?どうして就職しなければならないのか?どうして?・・・・

おそらく今、思春期の子どもを持つ親や養育者が思春期の頃は、60年代生まれが多く、どうして?という疑問よりも「いかに・・・するか?」というな悩みが主だったように思う。

この親子の生活経験の差は、何処から生じるのか?「子どもは親の思うように育ってくれない」と言う生活の知恵は、思春期を超えるために多くの失敗と苦労を体験せざるを得ないし、それを乗り越えるために、失敗の数だけ「家族」の枠を越えた小さな成功体験が必要なことを伝えていると思う。

その基本は子どもの頃に何かお手伝いをしてもらうお小遣いとか、草野球をして他人の家のガラスを割って伯父さんに怒られ、野球がうまくなってまた褒められる・・・ということではないだろうか。

多くの子どもは、学校・友達・文化・・・様々な形で傷つき、癒され、癒して行く。時に「児童虐待」の形で回復できないような状況に出会うこともある。親の体験が子どもに直接的に生かせなくなる、通用しなくなることが時代の変化なら、いつの時代でも子どもが大人になることは、親の期待を裏切る歴史であるのかもしれない。

だとしたら親や教育者は思春期の子どもに対して、経済的にも、精神的にも、楽しさも苦痛も悩みも全て平等であるべきだと思う。今の子どもには、本音で語り合う内容を共有し受容する知的発達や身体的発育をしていると考えてよい。

この関係を否定したら家族関係はもとより、学校教育の人間関係は崩れるしかないと思う。また子どもたちが、互いに相手の誇りを認め、コミュニケーションするこころをも壊すことになるのではと思う。苦あれば楽あり!失敗は成功のもと!

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