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院長コラム

2005-10-10

思春期を越えて(4)時の流れに身を任せ ( I’ll try it by ear !)

mousi思春期の子どもは、大人にどうして分かりにくいのか?

この時期の子どもは知的にも、成人のレベルに達しているのであり、身体的には大人よりむしろ高いレベルに達していると考えられます。

思春期を越えて行く心性は、動機が良ければ結果が悪くても許されるという感傷的心性でもなく、動機は何であれ結果が良ければ許されるという独善的心性でもない、極端に個人的なものだと思う。

多くの青年は誰にも理解されない、孤独で暗いトンネルのような道を明かりが見えるまで歩み続けます。そのような自分の進む道を自分以外に誰が決められようか。

この頃の青年は、良くも悪くも根無し草や糸の切れた凧のように時の流れに身を任せるしかない。彼らに不足しているものがあるとしたら、考え方でもなければ判断する力でもない。実行する力でもなく現実的な経験だけである。そのために自分の経験したことを根拠に批判し、語る大人を強く拒否します。

ある人は青年の行為や言動を「青春の純粋さ」「若者の無鉄砲さ」あるいは「何を考えているか分からない」と言うかも知れない。現在、こういう思春期の心性が最初に他人とぶつかるのは家族であり、学校であると言えます。

思春期を越えるには、子どもから大人になることだから、養育者、教育者の力を借りずに生きようとする『自立のメッセージ』を持っています。

親子や教師・生徒が理解し得ない、強調できない理由はここにあります。親子や教師・先生は、お互いの立場で言い争えば、ましてや暴力的に争えば人間関係は駄目になって行きます。例えば、非行や校内暴力、家庭内暴力や引き籠もりの問題は『思春期の問題』ではなくて、幼小児期から10歳の思春期以前の問題であります。

つまり、安心や自信の元である養育者との基本的信頼がどのくらい身についたか、健康の元である眠る・目覚める・食べるの日常的生活習慣がどのくらい身についたかという問題です。そして、自然の中で友達といかに遊んだかという体験の問題とも言えます。

もし、思春期の問題として考えるとしたら、親子や教師・生徒は上下関係とかではなくて、対等な関係で立場の違いを認め合う関係を作ることから始めなければなりません。

昔からこのような思春期の難しさは、孟子は『父子の間に善を責めず、善を責むれば則ち離れる。離るれば則ち不祥これより大なるはなし』と言い、換言すると『親が子にこういう人になりなさい、とか立派な人になりなさい、とか責め合っていると親子の心は離れる。その心が離れる不幸は、木の幹と根が離れるような取り返しのつかない不幸である』という説明がなされています。

だとしたら思春期にいる人は、他人の言いなりにならないが、良く耳を傾けよう!!(I’lltryitbyear!)大人は「時代の子」に新しい時代感覚を学ぶ授業料を払う謙虚さが必要なのだと思いませんか?

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