- 「日本睡眠学会指導医・専門医」佐川洋平医師が診察します。
- 当院は日本睡眠学会専門医療機関(A型)に認定されています。
対象となる症状や疾患
- 十分な睡眠をとっていても日中の眠気が強く我慢できない
ナルコレプシー、その他の過眠症
- 睡眠中のいびき、呼吸が数秒間止まっている
睡眠時無呼吸症候群
- 適切な時間帯に眠ることができない、睡眠リズムが整わない,徐々にずれてしまう
概日リズム睡眠障害
- 夜間の脚がむずむずして寝付けない
レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)
- 睡眠中に脚などがピクピク動いて眠りが浅い
周期性四肢運動障害
- 眠っている間に大声を出す。ベッドから落ちてしまう
レム睡眠行動障害
- なかなか寝付けない、眠りが浅く何度も目が覚める、朝早く目覚めてしまう
不眠症
- その他睡眠に関する相談
睡眠外来・検査入院の流れ
1.予約
- お電話で予約を承ります。
- 紹介状が必要な場合があります。
- 2週間程度の睡眠日誌を記載していただきます。
2.外来(初診)
- 問診や睡眠日誌などから、考えられる疾患や必要な検査について説明します。
- 当日、血液検査や心電図などがあります。
3.簡易検査
- ご自宅で小型の医療機器を装着し、睡眠中の呼吸状態を測定します。
- 睡眠時無呼吸症候群の有無を確認します。
4.検査入院
- 1泊2日または2泊3日の睡眠検査入院を行います。
- 疑われる疾患によって検査内容は異なります。
5.外来(再診)
- 検査結果は検査の約2週間後に外来で説明します。
- 診断や治療などについて相談します。
検査入院について
診断確定のためには、原則的に最低1泊2日もしくは2泊3日の睡眠検査入院が必要になります。症状や疑われる疾患によって検査項目や入院の長さが異なります。
夜間睡眠ポリグラフ検査(n-PSG)
夜間睡眠の状態を調べる検査です。夜間睡眠の異常や日中の眠気の原因を調べます。頭部、顔面(顎・眼の近く・額など)・肩・下腿などに電極をつけ、胸部と腹部に呼吸センサーのベルト、指に脈拍と酸素飽和度測定のセンサーを装着します。痛みや苦痛を伴うことはありません。夜間睡眠中の随伴症状の有無を確認するために行動モニターを併用します。
睡眠潜時反復測定検査(MSLT)
日中の眠気を客観的に測定する脳波検査です。過眠症の診断に用います。日中2時間ごとに4−5回の脳波検査を繰り返し行います。
覚醒維持検査(MWT)
運転業務や危険作業の適性や過眠症の薬物治療効果を判定する検査です。こちらも日中の脳波検査を繰り返し行います。
心理検査
発達障害、認知症などの鑑別のために検査を行うことがあります。
睡眠検査室
夜間睡眠ポリグラフ検査(n-PSG)は睡眠検査室にて行っています。
個室になっており、ベッドと洗面台・冷蔵庫・冷暖房(エアコン・オイルヒーター)・ロッカー・簡易ソファ・TV・チェスト・加湿器が設置されています。室内にはシャワー室とトイレもあります。
高照度光治療のための照明器具(タイマーによる全自動照度コントロールシステム付)が常設されています。
高照度光治療のための照明器具(タイマーによる全自動照度コントロールシステム付)が常設されています。
担当医師からメッセージ
睡眠はわたしたちにとって、とても身近なものであり、だからこそ、疾患として気づかれにくかったりします。睡眠に関して、気になる症状がありましたら、当院睡眠専門外来に一度ご相談ください。
お話を聞いたり、検査を通し、状態を正しく理解することで、それぞれに合った治療を一緒に考えていきます。